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2020年04月30日

前回から引き続いてお読み頂きありがとうざございます。
税理士法人エール・相続担当の相良です。

早速ですがこちらでは新型コロナウイルスの影響で
税金を余分に払うころになった私の事例をお話ししたいと思います。

昨年、私はマイホームの建築のために祖母から1200万の贈与を受けました。
これは、住宅取得等資金の非課税というものです。

子や孫が親や祖父母からの居住用不動産の取得のための資金としてお金の援助を受けた場合、最大で1200万円まで無税にしてもらえるというものです。

(条件)
①祖父母や親による、子や孫への現金預金での贈与である事
②翌年の3月15日までに居住又は家の骨組みだけでも完成した状態にあること
③贈与税の確定申告期限までに非課税の規定を使った申告書を提出する事

(何があったのか)
①2019年に1200万円の贈与を受けた
②コロナウィルスで建築資材が入らなくなった
③3月15日までに着工できなくなった
④贈与契約解除の契約が施設にいる祖母との面談ができないため不可

(結論)
贈与税を246万円も払わないといけないという状況になりました。

(対処)
相続時精算課税贈与という別の規定に切り替えて、祖母の相続の際に他の財産に加算する事で税金の支払いを未来に伸ばすという方法を急遽取りました。
祖母の財産を短期間で調べ、試算しました。

その結果、今回の1200万円を相続税で計算すると120万円程度だという事が分かりました。

当初0円だったはずの税金が120万円になってしまいますが、246万円よりはまだ良いという考え方です。

期限ギリギリでしたが、その制度を使うための手続きに間に合う事が出来ました。

相続税申告というものは、期限・手続き・支払など、「期限」というものが数多く存在し、何かあった際に税務署が考慮してくれることがほとんどない。
コロナウィルスでの影響だったとしても、一切の考慮がありませんでした。

そんな時に、代替案を考える必要が有る。
今回の私のケースはとても稀なケースではありますが、どんな時でも「なんとかならないか」と考える事が大事。

諦めたらそこで終了!!!

そんな出来事を経た私であるからこそ言える事ですが!
税金については「後でどうにかなる」は何ともならない事の方が圧倒的に多いと伝えたいです!!

大事な事なので、もう一度。

「何ともなりません」

不安でいっぱいの今ではありますが、将来の不安にも目を向けて頂ければと思います。
私達が全力でサポートいたします。

代表プロフィール

税理士法人エール
永江将典

近畿税理士会所属。税理士法人エールの代表税理士を務める。
相続の申告をする方のストレスを減らしたいという思いで2012年で開業。

生前対策や相続税申告だけでなく、
遺言書・遺産分割協議書の作成や成年後見人、相続登記など、様々な相続事案に対応。
相続に関するすべてのことが解決できるサービスを提供している。

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