相続用語集
遺産分割
相続が発生した際、被相続人が相続時点で保有していたすべての財産(資産だけでなく負債も)を、相続人に配分する手続きのことです。
遺産を分割する方法は遺言による指定(主に自筆遺言、公正証書遺言、秘密遺言の3種類)、相続人全員による遺産分割協議、協議で話し合いがつかない場合は家庭裁判所による調停・審判によってすべての財産を相続人間で分けます。
遺産分割は、相続や遺贈によって得た財産から葬式費用や借入金などの負債・債務を差し引き、各相続人の相続割合を決定します。
相続発生後であっても、財産の分け方によっても節税ができます。また、節税だけでなく、故人の思いも遺産分割に影響することもあります。節税や相続税の申告以上に、どうやって財産を分けるか。遺産分割をめぐっては、親族間での争いに発展してしまうことも多々あります。
生前から、残される親族にどのように財産を分けるか考えておくことも相続対策の大切な1つです。