2017年01月22日
相続税の申告をした後、実は相続税の額がもっと少なかった!と気づいた場合に、実際の相続税の額に減額されるよう税務署に申請する手続きのことです。
相続税の申告は、納税者が申告書を税務署へ提出した段階で内容が認められます。
しかし、更生の請求は提出しただけでは認められず、所轄税務署長が承認した場合のみ、請求の内容が認められます。
相続税の申告では、土地の評価に関し、過大に評価していることがよくあります。
土地には、様々な減額要素があります。例えば、騒音がうるさい土地・崖に接している土地・上空に高圧線が通っている土地・地下に地下鉄や高速道路が走っている土地・墓地に隣接している土地など、普通の土地よりも利用勝手が悪い土地は相続税計算上の評価額を減額するルールが定められています。
相続が専門でない税理士へ依頼すると、この土地の評価を減額できるルールを熟知しておらず、結果として相続税の額を過大に計算してしまうことがあります。
そんな事態が判明したとき、この更生の請求という権利を使って、収めた相続税を返してもらう手続きをすることができます。
2017年01月22日
1.公証人とは、法律の専門家であり、当事者その他の関係人の依頼により「公証」をする国家機関です。
公証人は、裁判官、検察官、弁護士あるいは法務局長や司法書士など長年法律関係の仕事をしていた人の中から法務大臣が任命します。公証人が仕事をしている場所は「公証役場」と呼ばれています。
2.何をしてくれるのか?
公証人の主な役割は以下の通りです。
公正証書で契約書を作って大切な財産を守る
公正証書で遺言を作って大切な人に遺産を譲る
公正証書で離婚契約書を作って子供の将来を守る
定款認証で適法な会社を設立する
任意後見契約書を作って老後の安心を確保する
確定日付で私書証書の存在した日を証明する
2017年01月22日
寡婦年金は、国民年金の第1号被保険者として保険料を納めた期間(免除期間を含む)が25年以上ある夫が亡くなった場合、10年以上継続して婚姻関係にあり、生計を維持されていた妻が受けることができる年金です。
日本年金機構ホームページより
2016年09月20日
故人が亡くなられた後、相続税申告には多くの時間を要します。亡くなられた方への気持ちを整理しながらとなるため、事前に各種期限を念頭に置いておく必要があります。
~主なもの~
①相続放棄 ・・・ 亡くなった日から3ヶ月以内に裁判所へ
②準確定申告 ・・・ 亡くなった日の翌日から4ヶ月以内に故人の納税地へ増税
③相続税申告 ・・・ 亡くなった日の翌日から10ヶ月以内に故人の納税地へ増税
~その他~
①相続財産の洗い出し ・・・ 放棄の期限までの4ヶ月以内
※法定期限ではありません
②遺留分の減殺請求 ・・・ 1年以内
③未分割の後の配偶者控除 ・・・ 3年以内
2016年09月20日
基礎控除額とは、相続税を計算する際に、全員が取得した財産の総額から控除する相続税がかからない部分のことで、以下の通りです。
~基礎控除額~
3000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
~法定相続人の数~
① 法定相続人の数は、相続を放棄した人がいても、その放棄がなかったものとした場合の相続人の数となります。
② 法定相続人の中に養子がいる場合、法定相続人の数に含める養子の数は、実子がいるときは1人、実子がいないときは2人までとなります。
2016年09月20日
平成25年4月1日から平成31年3月31日までの間に、教育資金に充てるため、一定の方法で贈与された信託財産・預貯金・株式などについては、1500万円まで贈与税が非課税になります。
~方法~
①直系尊属と信託会社との間の教育資金管理契約に基づき信託の受益権を設定する。
②直系尊属からの書面による贈与により取得した金銭を教育資金管理契約に基づき銀行等の営業所等において預金若しくは貯金として預入れる。
③教育資金管理契約に基づき直系尊属からの書面による贈与により取得した金銭等で証券会社の営業所等において有価証券を購入する。
~一括贈与時に非課税の適用を受けるための申告手続~
贈与を受ける人が、”教育資金非課税申告書” を取扱金融機関の営業所等を経由して、一定の日までに、その受贈者の納税地の所轄税務署長に提出しなければなりません。
~一定の日~
① 信託がされる日
② 預金若しくは貯金の預入をする日
③ 有価証券を購入する日
~その後~
資金を教育目的に使用した場合には、次の日までに”金融機関の営業所”に提出が必要
①教育資金を契約した口座から”引き出して使った”場合 ・・・ 支払領収書の記載日から1年以内
②それ以外 ・・・ 支払領収書の記載日の年の翌年3月15日